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非定型うつ病 [その他雑感]

NHK首都圏ネットワークの特集として非定型うつ病という心の病が紹介された。
一般的なうつ病は常に憂鬱な状態であるのに対して、非定型うつ病は時々うつ症状を発症するそうだ。
時々であるがため、健康な人には病気だということを理解されにくいらしい。
一般的なうつ病でさえ、怠け病と言われてしまう社会環境の中でこれはつらい。

ある人の発症例を紹介していたが、広告デザイナーをされていて、長時間労働、努力だけでは評価されない、締め切りに追われる、深夜の業務連絡等々で追い詰められての発症らしい。しかも、理解されず仕事を辞めざるを得なかったというのだ。

番組は患者や医療現場の模索が続いているという形で終わっているが、はたして患者が治癒されれば終わりなのだろうか。そもそも治癒できるのだろうか。
元をたどれば職場環境とそういった環境を生み出した社会システムが病気なのではないだろうか。
もっとも治療が必要なのは社会システムの方ではないのかと強く思う。
身体的な改善ができても、同じ社会システムの中に放り出されれば、また発症するのではないだろうか。

人はなかなか変われない。自分を偽ってでも社会に適応しなければ生きていけないとなると、自己崩壊を引き起こしてしまう。
それが人類の進化の過程の必然なのであろうか。
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