SSブログ

雇用・労働問題 [その他雑感]

録画していた、NHKクローズアップ現代「職場のいじめ」、NHK教育ハートネットワーク「貧困」、TV東京ガイアの夜明け「漂流!ニッポンの給料~働くものに明日はあるか」を立て続けに見た。

日本において雇用・労働問題の問題意識は高まっている事は感じた。
今となっては、日本型終身雇用・年功序列制度が多くの日本人にとっては適していたのではないかと思えるぐらいだ。
元々日本人のまじめな気質として将来が見える安心感があった方がモチベーションもあがったり、会社への愛社精神も持って、会社が危機の時はみんなで考えたのでないだろうか。(トヨタのかんばん方式もQCサークルもそういった時代に生まれたアイデアだし)
40、50代になってリストラされ、今までやってきたキャリアを活かして転職って、まず年齢制限でひっかかってしまうでしょう。
他の業界はスキルも無いし、結局日雇・派遣とかにならざるを得ない。規制緩和で雇用の多様性・流動性の仕組みだけできても、うまく回るようにはできていない。非正規社員が増えていくだけだ。

先の衆議院予算会議で全ての質疑を見たわけではないが、私が見た分では、雇用問題に取り組まれていたのは、共産党 志井委員長、国民新党 亀井幹事長ぐらいと記憶している。
政治には、とにかく国家として何を優先して守るのか(国民生活と言ってもらいたい)Outlineを早急に作成してもらいたい。
それが決まらないと政策とか、対外戦略も筋が通らないだろう。

これは私の勝手な想像だが、日本国民の大多数は、経済大国No.1なんて望んでいないのではないだろうか。
人生の終焉まで家族とともに無事過ごせればそれでいいと願っているのではないだろうか。
高度経済成長期の方々も経済大国を目指していたわけではなく、与えられた仕事をコツコツとまじめにやってきた結果、技術力で経済的に大国になった結果論でしかないわけで、日本人の勤勉さ、まじめさがあれば今よりは多少不自由な生活になるかもしれないけど、極端な規制緩和・市場開放などせずともそこそこやれるのではないかと期待している。
そもそも、軸足が経済に乗っているのがおかしくて、為替や株がどうだとか、金利がどうだとかって、金融業の人達は何も産み出していないのに一生懸命生産活動している人の何倍も収入があるのがおかしいでしょ。そのお金を墓まで持っていくつもりなのか?
経済軸で幸・不幸を語るのではなく、もっと人間の本質の部分、仕事を通した社会貢献としてどれだけ充実した人生を送れたかそういう評価軸で計れるような、人類としての次のSTEPに入って欲しいものである。

それにしても、ガイアの夜明けの作りは公平性に欠けるなぁと思った。
一般的に正社員は「得してる」ような印象を与えていると感じた。
出演された会社は業務内容も責任も正社員と契約社員は同じだったのかもしれませんが、中には、取引の責任負うし、数字責任も追求され日々プレッシャーと戦っている正社員だっていっぱいいます。労働時間も底なしです。朝~深夜まで勤務し、家に帰ってもメール、緊急時には電話連絡、海外とのネットミーティングもあったりします。それでも、いつリストラされるか分からない。
こういう正社員も世の中にはいるということを補足させていただきます。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

激流中国次の車夢想 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。